「やばい、GⅠ8連敗。」
反省が苦しい。が、反省しなければ来週の的中はない(そう?)。
昨年のヴィクトリアマイル以来の武豊本命。
しかし、どうした?
折り合いつかず、道中で体力を消耗。
直線、内に進路を取るもまったく伸びず、ブービー16着大敗。
位置取りは前週のNHKマイルのマジックサンズと同じ、ちなみに馬番も10番で同じだったが、中身はまったく違った。
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勝ったのは、対抗にはしたアスコリピチェーノ。
なぜ本命にできなかったかというと、外過ぎる枠、しまいのキレはイメージできるも、どうも斜行する危なっかしいイメージがつきまとった。
3番手評価は、敢えて内のクリスマスパレード。先手を取るのはこれかと思ったが。
見せ場たっぷりだったアリスヴェリテのような競馬を期待していたが。
ペースは、どうしても主張したい馬が見当たらず、58秒前後という見立てだったが、大外からアリスヴェリテが思い切って行き、1000m通過56.8だった。
やや速いが、気持ちよく行けたのだろう、アリスヴェリテは直線残り200mぐらいは完全に抜け出してやったかと思った。一応△評価だったので、この馬が粘るのはいいのだけど、如何せんボンドガールがまったく伸びないし、クリスマスパレードも前に行けないと何もなかった。
また、2着クイーンズウォークは2000mぐらいは欲しいクチ、3着シランケドは格的に劣るかと思い切ってしまったので、本当に何もなかった。
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しかし、田原成貴の予想、本命アスコリピチェーノ、頭差2着クイーンズウォークと予想していた。(たしか、紙面は牛丼のところで捨ててしまったけど)。
個人的に、田原成貴の予想とも噛み合わない。
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レース前、スマートシートに座り、どうもドキドキがなかった。
それはいいのだけど、早くから本命をボンドガールとして、当日思考停止状態だった気がする。
それで当たる時もあるのが競馬だからいいのだけど、ああもまったく見せ場がないと、さすがにへこんだ。(あとからきづいたが、武豊は牝馬G1はなんと2009年のウオッカでの安田記念以来、勝ちから見放されている。)
来週、オークスは比較的得意なG1なので、ここで連敗をなんとか止める。
【以下は、当日朝の考察メモ】
このレースは、1番人気〜3番人気がすべて馬券圏外に消えることが、過去10年(2015〜2024年)で3回。2015年、2017年、2019年。
それぞれの年での 1番人気〜3番人気が消えた理由を考察し、今年大荒れの可能性があるのかを検証する。
□2015年は、三連単2000万円の大荒れ。18番人気のミナレットが逃げて3着。
この年は馬券は取れて3万円ぐらい勝ったが、ミナレットは流石に買えなかった。
1番人気ヌーヴォレコルトは、前年牝馬路線の主役でオークス馬。前走中山記念も勝っており、2.2倍の「1強」構図だったが前の馬を捉えられず6着。31秒台決着のマイル対応が難しかったか。
2番人気ディアデラマドレは、4歳で牝馬中距離重賞を3勝。5歳のこの一戦でG1取りを狙ったが、やはりマイル対応が厳しかったか。追い込み一辺倒の脚質も合わなかった。
3番人気レッドリヴェールは、ジュベナイルフィリーズ勝ち馬で桜花賞2着と、今年のアスコリピチェーノに戦績が似通っているが、レッドリヴェールの場合はダービー参戦(12着)後、6着、6着、16着、6着とすでに力落ちが見られた。
(総括)この年の上位人気は、適正距離がやや長めだった馬が多かった印象。2歳時などにマイル実績があっても、古馬のマイルG1となると時計が1つ2つ速くなるので、いきなり対応するのは厳しいのかも。勝ったストレイトガールのように、古馬になり成長しており、スプリント路線で実績がある馬を狙う方が妥当か。
□2017年も大荒れ。三連単は91万円。
この年は、ミッキークイーンを本命にして馬券は失敗。
1番人気ミッキークイーンはオークス、秋華賞の二冠馬。前走阪神牝馬Sでも2着しておりこの人気は妥当と思えるが、直線外から伸びず。この年は稍重馬場とはいえ、1000m通過が60.1とスロー。極端な「ヨーイドン」競馬が合わなかったのでは。
2番人気ルージュバックはミッキークイーンと同期でオークス2着馬。混合重賞(きさらぎ賞や毎日王冠など)もある女傑だったが、10着に大敗。ペース、レースの質が合わなかった。
3番人気レッツゴードンキも上記2頭と同期の桜花賞馬。この馬はスプリント適正もあり、ヨーイドン競馬に合ってもいそうだが、なぜか外から伸びきれなかった。よくわからない。
(総括)この年は、ミッキークイーン世代が総倒れに終わったのが荒れた要因となった。ミッキークイーン、ルージュバックはレースの質が合わなかった印象だが、レッツゴードンキは来てもおかしくなさそうだが、調子落ちだったのか。勝ったアドマイヤリードの父・ステイゴールド、2着デンコウアンジュの父・メイショウサムソンと、東京マイルで?という馬が上位に来ており、この年の稍重馬場に合ったのかもしれない。今年は、現時点(朝8:40)で昨日の雨の影響でまだ稍重だが、このあと雨は降らないようで、良馬場回復の見込み。ただし、スローになる可能性があるので、少しこの2017年と似た傾向になる可能性はあるかもしれないが・・。
□2019年も荒れたが、2015年、2017年ほどではなく、三連単17万円。
この年は、本命プリモシーンで馬券は取れた。大勝ちではなかったが。
1番人気ラッキーライラックは、ジュベナイルフィリーズ勝ちがあり、同期アーモンドアイがいないここであれば、という人気だろうか。とはいえ、前走阪神牝馬S8着で1番人気とはいえ単勝オッズは4.3倍。人気は割れていた。4着に敗れたとはいえ僅差で、敗因を探せば、騎手の腕の違いだろうか。
2番人気アエロリットは、1000m56秒1の流れを作り、自身も粘って5着だから強いと言える。次走の安田記念は1000m57秒フラットで逃げ2着に粘っているので、さすがにペースが少し早すぎたか。
3番人気レッドオルガは5歳で重賞未勝利。ここがG1初挑戦だったので、あとから見ると、少し人気し過ぎだったかもしれない。少なくとも、4番人気プリモシーン、5番人気ノームコアより人気を集めたのはちょっと解せない感じがする。
(総括)いつもけれん味なく逃げるアエロリットがいると、レースが面白い。この年は、騎手の腕の差も出たように思える。その中で、クロコスミア3着は、戸崎の腕と、意外とステイゴールドの血は東京マイルに合うのかもしれない。
<今年の馬券作戦のためのメモ>
・ペースとしては、アエロリットのような馬は見当たらないので、ミドルからスローだろう。ただ、2017年のように、オークス好走馬が人気上位というわけではないので、2015年のように1000m通過58秒ちょいぐらいではないだろうか。ただ、どの馬が逃げるのかがわからない。戦績を考えると、内枠を活かしてクリスマスパレードか?外からビヨンドザヴァレー、アリスヴェリテも前目ではあると思う。
・いずれにせよ、「ヨーイドン」も想定。
・となると、ポジション取りの上手い外人騎手、あとヴィクトリアマイルと相性の良い戸崎は軽視できない→アルジーヌ(レーン)、アスコリピチェーノ(ルメール)、ステレンボッシュ(戸崎)。
・ただ、ステレンボッシュは、ノーザンの使い分けの影響もあるのだろうが、前2走が香港ヴァーズ、大阪杯と中〜長距離を使ってきているのはマイナス材料。
・今年は大荒れ=1番人気〜3番人気が総崩れ、ということにはならなそう。というのも、オークス好走組が上位人気を形成している構図ではないから。
・今年はわりとマイル〜中距離で実績を積み重ねてきた馬が集まっている。
・ヴィクトリアマイルで穴を開けることのあるスプリント路線からは、今年は参戦が少ない。ソーダズリングくらいだろうか。ただ、1400mの京都牝馬特別勝ちがあるくらいで、前走阪神牝馬Sでも、掲示板を外しており、おそらく狙えない。
<<レース翌日の所感(来年への申し送り)>>
・武豊牝馬G1は割引?
・オークス好走馬が上位人気形成のときは、荒れる傾向。
・1↔︎2番人気決着は、可能性は低い(過去10年ない。今年もなかった。)
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